ユトレヒトのくねくねとしたコースとお姉さん(ジロ・デ・イタリア第2ステージ)

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第二ステージはアムステルダムからユトレヒトまでの平坦なコースである。
それでもカーブが多く、道幅も広くなったり狭くなったり難しそうなコースである。
この日は放送が始まってもレース自体の中継がなかなか始まらず、始まっても映像状態が非常に悪い。
その原因は中継用のヘリコプターの代わりに飛行機を使っていたからだそうである。しかし途中で無事ヘリコプターが飛び、映像も改善された。なぜ最初から飛ばせなかったのだろうか?パイロットが昼寝でもしていたのだろうか(まさかね・・・)。
 
レースは途中からやたら落車が見られた。
中央分離帯がやたら多かったり、道幅がしょっちゅう変わったりしているのが原因らしい。更に落車があると、みんななるべくその危険を回避するために前に出ようとする。その結果あせってスピードが上がり更に危険になり落車しやすくなる、という「落車のスパイラル」のような現象になってしまったらしい。
そんな混乱状態の中、最後はスプリンターたちがゴールになだれ込み、激しい勝負になる。
そしてステージ優勝はアメリカ人のファラー選手となった。
総合一位はエヴァンス選手。この選手は優勝する力があるものの、結果は不本意な2位になってしまうことが多く、J SPORTSのHPでのたきもとかよさんのイラストではすっかり「たそがれキャラ」になっていたが、世界選手権優勝、そしてある意味ラッキーなマリアローザ獲得と、たそがれキャラを返上しそうな勢いである。
 
表彰式のシャンパンファイトでは、今回はご丁寧に最初からコルクの栓を抜いてあった。前日もなかなか抜けずに苦労する場面があったので、疲れきった選手にとってはありがたい配慮だと思う。
表彰を受ける選手のそばにはキス用の女性二人と、マリアローザなどの特別ジャージを渡す女性がいたが、その女性が身をくねらせながらそのジャージを振り回し見せびらかすのが面白い。
こういうとこにも、「さすがイタリア」と妙に感心してしまう。
 
(写真はエヴァンス選手です。J SPORTSのHPからです)