2007-08-01から1ヶ月間の記事一覧

ローマ人の物語ⅩⅣ 司教アンブロシウス

ユリアヌス帝が亡くなった後、ヨヴィアヌス帝が七ヵ月後に死体で発見された後、蛮族出身のヴァレンティアヌスが皇帝についた。 10年間、蛮族相手の戦いにもかかわらず、何とかローマ帝国を持たせたが、彼は54歳で急死する。 後を継いだヴァレンス帝。 し…

ローマ人の物語ⅩⅣ ユリアヌス帝

ローマ帝国の隣で力を持つペルシャ。 皇帝コンスタンティウスは、ペルシャ遠征のため、副帝ユリアヌスの精鋭の兵士を送り出すよう依頼する。 それに対する兵士の不満。 そしてわきあがる「ユリアヌス 正帝!」の声。 内乱の危機。しかしコンスタンティウス、…

ゴシックの宝石 サント・シャペル

写真はパリのサント・シャペル大聖堂の内部です。 内部は二階に分かれており、一階部分は王家の使用人の礼拝堂、二階は王家の礼拝用として利用されたそうです。 そういわれると、この豪華なステンドグラスは二階にありました。 一階を通りすぎた後に、この部…

ローマ人の物語ⅩⅣ 皇帝コンスタンティウス

ローマ人の物語将検.リストの勝利 塩野七生 著 新潮社 2006年1月20日 二刷 コンスタンティヌス死去の後、彼の三人兄弟及び甥がローマ帝国を引き継ぐような形になっていた。 しかし突然の謎の粛清により、三人兄弟だけが引き継ぐようになってしまう。…

ポスターに息づくロートレック

前回の記事で、マイヨール美術館の事を書きましたが、そこに行ったきっかけは、その時に行っていた特別展によるものでした。 その情報は、パリの日本人向けの本屋や食料品店に置かれている、在住日本人向け新聞から得たものです。 しっかり読んでいると、結…

マイヨール美術館への「情熱」

パリ7区、オルセー美術館から少し南に行った所に、彫刻家マイヨールの美術館があります。 この美術館は、1995年オープンした、比較的新しい美術館です。 上の写真はパンフレットからとったものですが、「四季の泉」と呼ばれるモニュメントです。 この脇…

ル・ノートルを1ダース

ル・ノートルを1ダース パリと近郊の美しい庭園を訪ねて 西岡真里 著 文芸社 2005年4月15日 初版第1刷発行 むかし、ル・ノートルという庭園家がいた。 ヴェルサイユ宮殿の庭園を手がけた人らしいが、その他のイル・ド・フランスの庭園でも、やたら…

コンスタンティヌスの凱旋門(ローマ人の物語ⅩⅢより)

ディオクレティアヌスに引き続き、コンスタンティヌスにちなんだ建造物を紹介します。 その名も「コンスタンティヌスの凱旋門」です。 ファロロマーノから、コロッセオに向かう途中に、ここに立ち寄りました。 この凱旋門は、コンスタンティヌスが、マクセン…

ローマ人の物語ⅩⅢコンスタンティヌスの時代

ディオクレティアヌス退位の後、四頭政は殆どもたなかった。 東西正帝・副帝プラス、前正帝や前皇帝の実子も名乗りを上げ、6人で争う混乱状態になってしまう。 まず正帝リキニウスと副帝コンスタンティヌスが手を結び、マクセンティヌスを敗北に追い込む。 …

ローマ皇帝の跡を訪ねて(サンタ・マリア・デリ・アンジェリ教会)

ローマ市内にある、ディオクレティアヌス帝にちなんだ建造物を紹介します。 写真の噴水の向こうにある建物は「サンタ・マリア・デリ・アンジェリ教会」と呼ばれています。 ちなみに「ローマ人の物語将掘廚涼罎任蓮◆崟司譽泪螢△氾兄箸判浙擬圓龍飢顱廚箸気譴…

ローマ人の物語ⅩⅢ ディオクレティアヌス帝

ローマ人の物語将 最後の努力 塩野七生 著 新潮社 2004年12月30日 第2刷 紀元284年に皇帝になる「ディオクレティアヌス」 兵士出身の皇帝である。 帝国の安全保障と構造改革のため、建て直しを図る。 まずは二頭政ということで、戦闘に強いマク…

モネ 名画に隠された謎を解く

モネ 名画に隠された謎を解く! 吉岡正人 著 中央公論新社 2007年3月25日 初版発行 印象派の巨匠、モネについて、画家の目から評論している。 まず年ごとの代表作を紹介している。 ブーダンの影響を受けた18歳の時の風景画。 マネの「草上の昼食」…

「愛の讃歌」の背景について

この拙ブログに一番多くコメントを頂いているMiyoko様のブログには、いつも訪問させていただき、パリの奥の深さをつくづく認識し、かつ感心しています。 その中でエディット・ピアフに触れた部分があり、コメントするにもうろ覚えだっため「そういえばピアフ…