2007-01-01から1ヶ月間の記事一覧

モエ・エ・シャンドンのカーヴにて(ランス)

ランスの大聖堂を見学した後、市内の古風なレストランでのんびりと時間をかけて昼食を取る。 せっかちな自分などは、このフランス流の、長い食事時間にはどうも慣れないままだった。 レストランを出て、シャンパンのカーヴの見学に向かう。 いろいろある内、…

星の王子様のはるかな旅

星の王子様のはるかな旅 1995年2月11日発行 監修・文 山崎庸一郎 写真 小野規 求龍堂 第一の親友で 子供の本でもなんでもわかり 1943年頃のフランスで ひもじい思いや、寒い思いをしているため なぐさめなければならない 子供だった頃の レオン・…

大聖堂の個性的なステンドグラス(ランス)

微笑みの天使に見送られながら、ランスの大聖堂の内部に入る。 このときはガイドさんもおり、前述した王のことなどを説明してくれる。 「王権神授説」という単語がぱっと出てきて周りの人が誉めてくれた。 この大聖堂の奥には、シャガールによるステンドクラ…

ランスの大聖堂の「由緒」

フランスを中心とした、ヨーロッパ各地にゴシック大聖堂がある。 外観など、いろいろな基準があるが、このランスの大聖堂には絶対負けないものがある。 それは「由緒」である。 496年のフランク王クローヴィス以来、ランスの地で洗礼を受けた。 そして新…

フランス観光地の基準

ランスのことをいろいろ思い出していたら、ふと、フランスの観光地を巡る基準として、どんなものがあるか気になった。 つまり、ある一定期間フランスにいることが出来る場合で、趣味的に見た行き先の選択基準である。 まず \こΠ篁 だいたい、ここを目当てに…

ランス ヨーロッパの微笑み

ある年の11月の雨の日、バスでパリからランスに向かう。 バスは自動車道路を、ひたすら東に向かう。 自動車道路といっても、日本の高速道路のように、やたら高架やトンネルが無く、スムーズである。 フランスの地形の平坦さがうらやましい。 パリを出てし…

アルチュール・ランボー

アルチュール・ランボー ピエール・プチフィス著 中安ちか子・湯浅博雄 訳 筑摩書房 1986年12月25日 初版第1刷発行 前述のパリ大改造を成し遂げたオスマンが亡くなった同じ年の11月、ランボーもマルセイユにて、妹イザベルの介護空しく、死去した…

パリ 都市の詩学

パリ 都市の詩学 海野弘 文 村井修 写真 NTT都市開発株式会社 企画 河出書房新社 発行 1996年2月29日 初版発行 昨日の毎日新聞の「余録」にボードレールの「パリは変わる!だが然し、僕の心の憂愁さは、一向に変わりはしない!」との詩句とともに…

印象派の人々 ジュリー・マネの日記

印象派の人々 ジュリー・マネの日記 ロザリンド・ドゥ・ボランド=ロバーツ ジェーン・ロバーツ編 橋本克己 訳 中央公論社 1990年9月20日 初版発行 印象派の画家、ベルト・モリゾの娘、ジュリー・マネによる、1893年から、1899年までの日記。…

ミシュレとルネサンス

ミシュレとルネサンス 「歴史」の創始者についての講義録 リュシアン・フェーヴル ポール・ブローデル 編 石川美子 訳 藤原書店 1996年4月25日初版第1刷 この正月休みに読んだフランス関係の本の一冊。 ミシュレという、有名なフランスの歴史家につ…

ぼくはサイード⑦

まず窓の上部に、センサー付スピーカーを備え付ける。そばを通ると、アラブの音楽が出てくるのだ。 そして窓には、同じくアラブの紋様を描いたセロハンを張り付ける。外が見えるように上部は空けておく。そして向こう側にも同じように貼って置く。 そんなに…

ブルガリアからの贈り物(EU加盟を祝して)

この1月1日でブルガリアとルーマニアがEUに加盟した。 2004年の5月1日には、10カ国が加盟し、結構大きなニュースとなり、NHKのBSで特別番組までしていたが、今回は2カ国だけで、なおかつ正月という時期でもあり、日本ではほとんど取り上げ…