モエ・エ・シャンドンのカーヴにて(ランス)

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ランスの大聖堂を見学した後、市内の古風なレストランでのんびりと時間をかけて昼食を取る。
せっかちな自分などは、このフランス流の、長い食事時間にはどうも慣れないままだった。
レストランを出て、シャンパンのカーヴの見学に向かう。
いろいろある内、モエ・エ・シャンドンの所だ。
途中で雨も強くなっている。ちょうど室内の見学でよかった。
建物の入り口にある人物像に見守られながら、中に入る。
写真のような立派なシャンデリアが迎えてくれた。
いろいろ説明を受けたあと、いよいよ地下のシャンパンのセラーに入っていく。
薄暗い中歩いていく。
途中巨大な樽がある。ナポレオンゆかりのものだそうだ。
ビンが下を向いて並んでいる。炭酸ガスを残し、いらない沈殿物だけを取り除くため、この状態で毎日8分の1ずつ回転させる。
そして沈殿物を栓のところに集め、最後にはそれだけ上手く飛び出るような仕組みになっているらしい。
ドン・ぺリニョンという修道士が考え出した方法とのこと。
ワインやビールの製造には、結構禁欲的なはずの修道院が関わっているのが、意外で面白い。
その修道士も、自分の名が、日本の夜の巷で叫ばれているとは夢にも思わなかっただろう。

地下の見学の後、試飲させてもらう。
飲み口は爽やかだが、結構アルコール度は高いので、弱い人には注意が必要である。
そして売店シャンパンを買い込む。結構沢山買い込んでいる人もいた。

無事ランス見学を終え、雨の薄暗い中バスはパリに戻る。
シャンパンが効いたのか、寝込んでいる人が結構いた。