「水曜どうでしょう」のヨーロッパ

今、自分の地域のテレビ局では、今をときめく大泉洋の「水曜どうでしょう」の何年か遅れの番組をやっている。
最近は、彼らの、「ヨーロッパリベンジ」と題する、二度目のヨーロッパめぐりを行っている。
出発点は、なぜかというか、やはりというか、パリ。
ちなみにその日は1999年9月11日。
人類が、あの大事件を知るちょうど2年前となる。
パリからレンタカーで勇躍ドイツに向かういつもの四人組。
フランスから、ドイツに最短距離で入るつもりが、道を間違えて、ストラスブールまでムダに行ってしまう。
いつまでも続くフランスの風景。
仕方なくストラスブールから、フランクフルト方面に向かうが、それが大きな時間のロスを生んでしまった。
しかし彼らには重要な使命が待っている。
それを人は「小ネタ」という。
メルヘン街道にちなみ、ミスターこと鈴井氏が赤頭巾ちゃんに扮し森の中を走り回ったり、
「眠れる森の美女」のために、わざわざ田舎の古城に行き、ミスター扮する王子さまが、眠くなった大泉さんをキスで起こし、悶絶し逃げ出す大泉さん、などの「小ネタ」を繰り広げた。
その結果、夕食が夜遅くなり、ホテルを見つけることが出来ず、いきなり野宿及び車中泊という悲劇にあいまった。
翌日は無事、ホテルに宿泊する事が出来たものの、小ネタの「マッチ売りの少女」は、ホテルの中で、慎ましく行われた。
いまいち納得できないミスター。
疲れがあったとはいえ、彼のタレント魂が許さないのだろう。

車はデンマークから、スウェーデンに渡り、北極圏、そしてヘルシンキに向かう。