三体のキリスト(ウンターリンデン美術館・コルマール)

いよいよ入る旧市街
まず訪れるは、
修道院の建物の中にある
ウンターリンデン美術館

イーゼンハイム祭壇画
「ひとびとの全ての罪を背負って」
という表現がぴったりの
キリストの疲れきったさま

祭壇画の裏に回る
そこにははなやかに甦ったキリストの姿
磔刑と復活
キリストの象徴的な姿

修道院らしい回廊の跡
呑気な落ちこぼれ修道士のように
のんびり巡る
ふと見つけた新たなキリスト
ポットか何かに描かれていた
かわいらしい、素朴なキリスト
磔刑のつらい場面のはずなのに
なぜか口もとには謎の微笑
名前も知らぬ画家による
これも一つの
愛と信仰の新たな表現