ニームのメゾン・カレの歴史(「リノベーションからみる西洋建築史」より)

ニームのメゾン・カレ

 

ニームのメゾン・カレ、以前ブログに記事を書いた時、手元の資料にはいろいろな建造時期があり、困惑しました。
今読んでいる「リノベーションからみる西洋建築史」p26では、
「帝政初期の紀元前20年頃にアグリッパにより建設された神殿」と新たな説が載っていました。
その後についても参考資料としてメモしておきます。

帝政末期から中世にかけて
市庁舎として使われた可能性あり
(市庁舎というより、当時としては町の施設という感じか?)
12世紀の史料
ニームのノートル=ダム司教座聖堂参事会員ポンスの邸宅との記述あり
1360年
邸宅の機能を保ったまま囲壁に取り込まれる
15世紀末
新たな囲壁が建設されると邸館として拡張
1546年の税務史料
3階建てとされ、1階に厩舎が設けられる。
1626年の絵図
ハーフ・コラムの間の壁面にゴシック様式の尖頭アーチをいただいた開口部が3層にわたって穿たれていた。
17世紀末からフランス革命
アウグスティヌス会小修道院付属教会堂に転用される。
革命後
囲壁と小修道院が取り壊されて史料館となるなどして現在に至る。