2007-02-01から1ヶ月間の記事一覧

マルセイユの遺跡公園(南フランス古代文明紀行)

自分がマルセイユに行ったときは、他の用事があったため、早朝に旧港の側を通り、ノートルダム・ド・ラ・ガルド寺院に行ったくらいだった。 モンテ・クリスト伯ゆかりのイフ島も、そこから眺めただけだった。 「南フランス古代文明紀行」のなかで、著者の方…

アルルの公衆浴場(南フランス古代文明紀行)

アルルについては、コンスタンティヌスの公衆浴場(共同浴場)にも触れておきたい。 名前の由来になったコンスタンティヌス1世は324年~337年に在位したローマ皇帝である。 その時に現在のイスタンブールであるコンスタンティノープルを建設したとの…

アルルの未亡人(南フランス古代文明紀行より)

引き続き「南フランス古代文明紀行」より、アルルについて。 アルルといえば、古代文明紀行といえども、やはりゴッホについて多くのページを割いておられた。 ゴッホの苦労と、弟テオの献身的な支えに思いを馳せる。 そしてゴッホファンにとっては、ゴーギャ…

「南フランス古代文明紀行」より(ニームの円形闘技場)

再びニームについて。 著者の方は、ニームの円形闘技場も訪問されている。 ここでは英語も上手に話せる、若い女性ガイドにより案内してもらっている。 自分が行った時には、ガイドの方はいなかったように思う。 アルルの闘技場ではまとまった人数でガイドさ…

南フランス古代文明紀行(ニームのメゾンカレ)

南フランス古代文明紀行より、ニースに引き続き、一字違いのニームについて。 まず著者は、ここのメゾン・カレを訪問されている。 これは写真の通り、ギリシャ風の神殿建築である。 本の中の写真では、改修中で、足場が組まれていた。 このような歴史的建造…

南フランス古代文明紀行(ニース②)

引き続き「南フランス古代文明紀行」より。 ニースの海沿いの旧市街側の丘の上、いわゆるシャトー(城跡公園)に上る。 ここには写真のようなやはり朽ちかけた遺跡があった。 この本の著者によると、 「紀元前にギリシャ人がアクロポリスを造り、その廃墟に…

南フランス古代文明紀行(ニース①)

南フランス古代文明紀行 川島清吉 著 公論社 平成5年4月1日発行 南フランスの旅行記が中心だが、モンテ・クリスト伯について熱く語ったり、古代ゲルマン社会について説明したりしている。 まずはニースから話は始まる。 西暦前200年頃から、ニースのシ…

ヴェルサイユの夕暮れ

グラン・トリアノンを見た後、プティ・トリアノンやそのそばにある愛の神殿(Temple de l'amour)の近くを通るなどして、ヴェルサイユの庭園から出る。 あらためて愛の神殿の写真を見ると、巨大なキオスクのような感じがする。 駅まで向かう途中、どこかで食…

トリアノンのある風景

ヴェルサイユ宮殿の庭園から、トリアノンに行く。 少し距離があるが、歩いていく。 舗装された道路ではなかったため、当日晴れていたにもかかわらず、結構ぬかるんでいた記憶がある。靴が泥だらけになった。 また途中には馬もいたような気がするが、記憶は定…

ヴェルサイユ宮殿の眺め

もともとこのヴェルサイユ宮殿は、ルイ14世が、ヴォール・ヴィコント城の大宴会に招かれた時、あまりの豪華さに嫉妬し、コノヤロー、負けてたまるか、てな感じで造ったものらしい。 ちなみにそのヴィコント城での大宴会の主催者である王室財務長官のフーケ…

パリからヴェルサイユへ

秋も深まった11月の晴れた日、来仏前にお世話になった人がパリにやってきたので、いっしょにヴェルサイユ宮殿に行く事にした。 自分もヴェルサイユに行くのはその時が初めてだった。 まず地下鉄の駅で待ち合わせて、一旦自分の下宿に行く。 どういうところ…

アルザスのミネラルウオーター

その土地になじむことを 「水が合う」という ここアルザスでも 文字通り そこのミネラルウオーターを飲み 夏の渇きをいやす パリではあまり見かけなかった 赤と青、そして緑だったかの 原色のラベル 炭酸ありと炭酸なしがあり 炭酸ありの水の中でも その炭酸…

ナポレオンの眠る場所(アンヴァリッド)

パリの中で金色のドームが印象的な「アンヴァリッド」 ここは軍事博物館であるとともに、ナポレオンの墓があることで有名である。 日本語訳では「廃兵院」としているようだが、これは失礼な感じを受ける。 「傷痍退役軍人院」あたりの訳が適当だと思う。 自…

ユーラシア大陸飲み継ぎ紀行

ユーラシア大陸飲み継ぎ紀行 種村直樹 著 徳間書店 1996年5月31日 第1刷 ポルトガルのポルトから中国の昭興まで、酒にちなんだところを電車で訪問していくという勇壮な話。 といっても、以前紹介した、旧ソ連をバイクで横断することに比べたらよっぽ…

ハンニバル戦記 ローマ人の物語Ⅱ

ハンニバル戦記 ローマ人の物語 塩野七生 著 1993年9月30日 第5刷 新潮社 塩野先生の「ローマ人の物語」が完結したとのこと。 新聞各紙で、インタビューが掲載されていた。 自分といえば、それ以外の先生の著書は数冊読ましていただいているが、この…