ユーラシア大陸飲み継ぎ紀行

ユーラシア大陸飲み継ぎ紀行
種村直樹 著
徳間書店
1996年5月31日 第1刷

ポルトガルポルトから中国の昭興まで、酒にちなんだところを電車で訪問していくという勇壮な話。
といっても、以前紹介した、旧ソ連をバイクで横断することに比べたらよっぽど楽だろうとは思う。
それでも結構度数のきつい、いろんな土地の酒を飲み続けるのは、酒に対して強くない自分なんかからすると結構たいへんだ。敬意の念さえ感じる。
実際、酒豪の著者の方々でもきつい時があったようである。

まだユーロが無かった頃の、ヨーロッパでの両替の煩雑さ。
パリからロンドンまでのユーロスターの仕組みは、自分が行った時と同じで懐かしかった。
東へ行くほど、パスポートチェックなども厳しくなる。
酒を控えて、体調万全なら、長い電車の旅も楽しそうだ。