2010-07-01から1ヶ月間の記事一覧

ディオクレティアヌス浴場を想像する(ミケランジェロの回廊、ローマ)

写真の奥の、この回廊を囲む建物と教会の境目辺りから向こうが、大浴場の冷浴室,、そしてさらに温浴室や熱浴室となっていました。 そしてこの回廊庭園の中心付近が浴場の出口にあたっていたようです。 回廊庭園内にも様々な彫像や石碑がありました。 いろい…

ローマ国立博物館分館(ディオクレティアヌスの浴場跡、ローマ)

このローマ国立博物館と、サンタ・マリア・デッリ・アンジェリ教会、そしてその前の共和国広場なども含めて、ローマ時代はディオクレティアヌス大浴場となっていました。 ただしこの博物館の入り口は、教会とは別になっています。 入り口の位置としては、テ…

ミケランジェロの回廊(ディオクレティアヌスの浴場跡、ローマ)

次の日は雨模様でしたので、博物館めぐりをすることにしました。 まずは宿近くで、テルミニ駅近くのディオクレティアヌスの浴場跡にある、ローマ国立博物館の分館のひとつに行きます。 中には、写真のような回廊がありました。 これはミケランジェロの回廊…

コロッセオの十字架(ローマ)

コロッセオの中に十字架を発見しました。 ローマの時代には、この中で多数の人々が処刑されましたが、その中にキリスト教徒もいたのは確かなようです。 教皇ベネディクトゥス14世(在位1740年―1758年)はこの古代の競技場を十字架の道行きのため…

自分はなぜイタリア好きになったのか

イタリアに惹かれる一番のポイントは?というご質問を受けたので、この機会に改めて自分の今のイタリア好きの経緯についてまとめてみます。 パリ在住時 イタリア好きの萌芽は、やはりフランス滞在中に芽生えていたようです。 ニースを旅行したとき、マティ…

コロッセオの地下(ローマ)

コロッセオの一階に降りてきて、地下の遺跡を間近から眺めます。 この地下には、ショーに出演する野獣の檻や器材など、そして大がかりな舞台装置などもあったようです。 当時のコロッセオの再現図などを見ると、この地下の上に板張りをして、その上に土を固…

ヴェスパシアヌス帝の特別展(コロッセオ、ローマ)

この時期、コロッセオの内部では、ヴェスパシアヌス帝の特別展が開かれていました。 写真のような彫像のほかに、様々な地図等のパネルや関連した品が展示されていました。 このコロッセオは、彼の治世に着工したのですから、一番つながりの深い皇帝だといえ…

肉体の眼で見たコロッセオ内部(ローマ)

コロッセオ内部を上部の周回路から眺めます。 本来なら観客席や競技場の床部分があるのですが、年月を経る内に無くなってしまいました。 今のローマを見るためには、ゲーテも言ったように肉体の眼だけでは不十分で、心の眼も必要なのです。

ツールドフランス 第11ステージ 頭突きで勝利

第11ステージのツールドフランス、この日は山地だが、コース自体は割りと平坦である。 いわゆる田園地帯も多く、現地の人だけでなく、ヴァカンスを楽しんでいる人もたくさん観戦していたようだ。 ツールドフランスお馴染みの、刈り取ったあとの麦畑、ブド…

ツールドフランス 第9ステージ 手負いの王者の意地とプライド

ツールドフランスをやっと家のケーブルテレビでも見ることができた。 今回は山岳コースである。ギャラリーも盛り上がっている。 後半、先頭グループが4人に絞られる。その後に優勝候補コンタドールなどの小グループ、そしてマイヨジョーヌ(黄色いジャージ…

ウェヌスとローマの神殿(コロッセオからの眺め)

コロッセオの中に入り、テラスのようなところからの眺めです。 正面に見える遺跡は、ウェヌスとローマの神殿と呼ばれるものです。 両女神の神室が背中合わせになった、双子寺だったそうです。 当時でもユニークな建築で、批判した建築家もいたそうですが、…

コロッセオの中へ

コンスタンティヌスの凱旋門を見た後、いよいよコロッセオの中に入ります。 前回ローマに行ったときは、コロッセオの中には入らなかったので、楽しみにしていました。 写真のように、馬車がまわりに沢山ありましたね。 また日本で言う二階に、人があふれて…

パッチワークの凱旋門(コンスタンティヌスの凱旋門)

前回撮影した場所から、凱旋門の反対面に回ります。 この凱旋門は、パッチワークの凱旋門とも言えます。 上部の立像はトライアヌス時代のもの、 そして上部の左右の平面は、マルクス・アウレリウス時代のもの、 そして左右のアーチの上の円の部分や、凱旋門…

大阪娘、地球に迷う(わかぎゑふ 著)

大阪娘、地球に迷う わかぎゑふ 著 枻出版社 2002年12月20日 第一版第一刷発行 浪花の演劇人、わかぎゑふさんによる、海外旅行などの体験談を集めた本です。 海外だけでなく、国内での旅行の思い出や、大阪で体験した海外の日本料理屋のような店で…

勝てば凱旋門(コンスタンティヌスの凱旋門、ローマ)

コンスタンティヌスの凱旋門に達します。 この凱旋門は、コンスタンティヌスが、ミルヴィウス橋の戦闘でマクセンティウスに対し勝利したことを記念して建てられたものです。 元老院は、戦前はコンスタンティヌス派ではなかったため、ある意味彼に対する謝罪…

モンナ・リーザ

モンナ・リーザ ジュゼッペ・パッランティ 著 原田和夫 訳 一藝社 2005年12月25日 初版発行 モナリザの正体については、時にはスキャンダラスに、様々な説が唱えられています。 この本はその中で、古くからの正道の説である、リーザ・ゲラルディーニ…