ツールドフランス 第11ステージ 頭突きで勝利

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第11ステージのツールドフランス、この日は山地だが、コース自体は割りと平坦である。
いわゆる田園地帯も多く、現地の人だけでなく、ヴァカンスを楽しんでいる人もたくさん観戦していたようだ。
ツールドフランスお馴染みの、刈り取ったあとの麦畑、ブドウ畑、そしてひまわり畑などの風景とともに、川で遊んでいる人を見ると、本当に羨ましくなってしまう。
そんな視聴者の気持ちを推し量ってか、時々フランスの観光PRのテロップが流れる。
確かに魅力的な誘いである(笑)。
あと、途中の山々では、とりでの廃墟を多く見ることができた。以前リヨン近くのヴィエンヌに行ったとき、そのようなとりでが気になったのだが、このあたり(ドローム県あたりか)では、あちこちでみることができた。
 
ところでレースの方だが、なだらかなコース設定ということもあり、のんびりした流れになった。
それでもやはりゴール前は混戦になる。
直前で、ステージ優勝候補のカヴェンディッシュ選手が、他のチームの選手に前をふさがれそうな状況になった。
とすると、カヴェンディッシュ選手の前を走っていたアシストの選手が、前をふさいでいる選手に頭突きをかましてきたのである(笑)。
そしてスペースをこじあけ、最後カヴェンディッシュ選手のラストスパートのお膳立てをすることができた。
それにしても、これはルール違反にはならないのだろうか。
見世物としては面白かったものの、ちょっと気にはなってしまった。
(結局この選手は、罰金と、レース除外処分になってしまったようです)
 
ラストの混戦の中、日本の新城選手がうまくもぐりこみ、見事6位に入った。
本来なら凄いことなのだが、去年5位、そして今年のジロ・デ・イタリアでは3位という経験もあり、当たり前のように思ってしまった。
解説者の方も、ちょうど去年5位になったときと同じ人だったのだが、去年の大騒ぎとは違い、クールなものだった。
いよいよ日本人初の、ツールドフランスステージ優勝も近いのかもしれない。
 
(写真はJ SPORTSのHPからのものです。向かって真ん中少し左の水色のウェアが新城選手です)