パッチワークの凱旋門(コンスタンティヌスの凱旋門)

イメージ 1
 
前回撮影した場所から、凱旋門の反対面に回ります。
この凱旋門は、パッチワークの凱旋門とも言えます。
上部の立像はトライアヌス時代のもの、
そして上部の左右の平面は、マルクス・アウレリウス時代のもの、
そして左右のアーチの上の円の部分や、凱旋門全体はハドリアヌス時代のもの、
そして左右のアーチのすぐ上や、中央のアーチの縁の部分はコンスタンティヌス時代のものです。
他の部分は人間らしく、美しいのに、コンスタンティヌスの部分だけ、造りが稚拙になっています。
その違いには愕然とします。時代が進んでいるのに、芸術は却って人間らしさがなくなっているのです。
これも、国力に影響しているのでしょうか?
考えさせられます。
 
ローマ人の物語13 最後の努力 を参考にしました。)