2008-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ウッフィッツィ美術館の入り口へ

メディチ家礼拝堂から ドゥオーモのそばを通り 再びシニョーリア広場へ そして第二の目的地 ウッフィツィ美術館へ到着する 素人ぽく 前もって旅行会社を通して 予約しておいた もっと安く予約する手段もあったようだが 元日の翌日という事もあり 安全な手段…

君主の礼拝堂と新聖具室(メディチ家礼拝堂)

メディチ家礼拝堂の入り口から まずは君主の礼拝堂へ 大理石で覆われた 意外に天井が高い場所 都市国家だったフィレンツェが トスカーナという面を支配するため 絶対君主となった コジモ1世から 6代にわたる メディチ家出身の 大公を祀るのにふさわしい 豪…

メディチ家礼拝堂の入り口にて(フィレンツェ)

メディチ礼拝堂の内部に入る 受付の、妙に貫禄のある聖職のおじさん お釣りにたくさんコインを出すのを渋る あと1ユーロないかと言われ 財布のコインを探すけれども 残念ながら無く おじさん嫌々チケットを売ってくれる カッコつけて朝に 枕銭などしなけれ…

メディチ家の礼拝堂へ(フィレンツェ)

フィレンツェ二日目の朝 空はどんより雨模様 それでも今日は休み明け 働く人も増えたよう 朝の通りを歩いていると 「コンニチワ!」と声をかけてくる 露天商の若い男 やっぱり自分はどこから見ても コテコテの日本人 サン・ロレンツォ教会をぐるりと回る そ…

ヘロドトスの「歴史」

歴史(上) ヘロドトス 著 松平千秋 訳 岩波書店 2008年2月15日 第一刷発行 以前から、いわゆる歴史を語る上で、よく出てくるこのヘロドトスの「歴史」。 図書館の新発行書コーナーで、ワイド版を見かけたので読んでみることにした。 やはり当時は、…

花の聖母寺を照らす夕陽(フィレンツェ)

薄暗い花の聖母寺の内部から外に出る するとフィレンツェは もう早い冬の夕方 夕陽が、ファサードとドゥオーモ、 そして鐘楼を橙色に染め上げる 「初めてのフィレンツェの一日、お疲れさん」 という風に 建ち並んだそれぞれの形状の建物が 慰めの言葉をかけ…

ドォオーモの「最後の審判」(フィレンツェ)

せっかく中に入れても 残念ながら 主祭壇までは行けなかった それでもちらりと見える クーポラの下の 「最後の審判」 描いた人は あのヴァザーリ かの「芸術家列伝」で ルネサンスの芸術家たちの 生き生きとした姿を 後世に伝え 芸術家たちの審判のように 貴…

世界近代詩十人集

世界近代詩十人集 昭和55年11月25日 初版発行 伊藤整 編 河出書房新社 世界の近代詩人十人として ハイネ ホイットマン ボードレール ランボー イエーツ リルケ ヴァレリー T.S.エリオット マヤコーフスキイ を挙げている。 ドイツ人2人、フランス…

花の聖母寺の中へ(フィレンツェ)

正月のフィレンツェの石畳 多くの館は休館日 すっかり疲れた両の足 再び花の聖母寺のそばを通ります 正面にはなぜか人だかり おやおやひょっとしたら 中に入れるかもしれないと いちおう荷物に気をつけながら 群衆の中に身を投じます しばらくして開門 みん…

パッツィ・クァラテージ宮(フィレンツェ)

でんと控える 石積みの建物と がっしりとした入り口 その上には優雅な窓 これがかの ジュリアーノとロレンツォの メヂッチ家の兄弟を襲った事件で有名な パッツィ家の建物 街の権力を握られ 恨みに思ったパッツィ家が 花の聖母寺で ジュリアーノを抹殺する …

『ヴィーナスの誕生』視覚文化への招待

理想の教室 『ヴィーナスの誕生』 視覚文化への招待 岡田温司 著 2006年4月21日 発行 みすず書房 ボッティチェッリの「ヴィーナスの誕生」及び「プリマヴェーラ(春)」を中心に、当時の作品の背景や内容について解説している。 どちらも、メディッチ…

バディア・フィオレンティーナ教会の鐘の音(フィレンツェ)

フィレンツェ最古の教会といわれる バディア・フィオレンティーナ教会 建物と鐘楼を 一緒に撮ろうと 後ろの建物ににじりより なんとかフレームにおさめる あとで見たら ガイドブックの写真と同じようになっていた そのガイドブックによると ダンテの「神曲」…

パリ ニース 2008

ちょうど今、サイクリングレース「パリ・ニース2008」をケーブルテレビで見ている。 このレース、「ツールドフランス」よりもレベルは低いそうだが、それでも今年で66回目と言う事である。 サイクリングレースに詳しくなくても、とりあえずフランスの風…

バルジェッロ宮の光と影

1255年に建設された 頑丈そうなバルジェッロ宮 今は美術館として 美しい彫像類を展示している もともとは市民の軍事組織の隊長や 行政長官の本拠地として利用され ルネサンス期には警察署のような役割で 利用された 地下は牢として利用され かのマキャヴ…

ダンテの家(フィレンツェ)

元日にもかかわらず 珍しく開けてくれていた ここダンテの家 写真の左側の建物の中で 1265年に ダンテは生れた 中は博物館となっており 当時のイタリアの姿を展示していたり 「神曲」の物語のイラストを ビデオに映し出し イタリア語で語りだしている あ…

ローマに遊ぶ

ローマに遊ぶ マイケル・ミュショウ著 吉浦澄子 訳 1991年2月25日 第1刷発行 心交社 この作者は、アメリカ人のノンフィクションライターとして、ローマに在住している。 ローマに遊ぶという題だが、ガイドブックというわけでもなく、ローマでの生活…

サンタ・クローチェ教会前 広場のベンチから

清貧の伝道師 アッシジの聖フランチェスコが 聖人の列に加えられた頃には 彼の弟子たちは イタリア全土に散らばっていった 各都市の貧しい地区で 彼らフランチェスコ派が 小さな教会を建てていたが ここフィレンツェでも このサンタ・クローチェの場所に 祈…

聖フレディアーノ門の雄姿(フィレンツェ)

ベルギーはフランドルの ブリュージュの街を訪れた時 十字架門にヘント門 鍛冶屋門など様々な 門が街を守っていました いかにも中世の都市国家の 堅固な要塞を思わせます ここイタリアはトスカーナの フィレンツェの街も同じように 各地に門が残っています …

サンタ・マリア・デル・カルミネ教会(フィレンツェ)

アルノ河のほとりから 今度はサンタ・マリア・デル・カルミネ教会に行きます もともと13世紀の半ばに建設を始めていたものの 火事で焼失し 18世紀に建てられた 地味なファサードが迎えてくれます。 外側は地味でも 礼拝堂内部は豪華なフレスコ画 「アダ…

アルノ河三景(フィレンツェ)

静かに流れるアルノ河 街並みの表情を 微妙に変化させて 映し出してくれます それぞれの個性ある橋とともに フィレンツェを美しく描いてくれています

地獄のマキアヴェッリ

地獄のマキアヴェッリ セバスティアン・デ・グラツィア著 田中治男 訳 法政大学出版局 1996年1月17日 初版第1刷発行 「地獄のマキアヴェッリ」などと大層な名前がついているが、「地獄から逃れるためには、地獄へ行く道を熟知する事です」という有名…

サント・スピリト教会内部(フィレンツェ左岸)

冬にしてはやたら眩しい イタリアの鋭い斜光 硝子窓を通し 聖堂の中空を走りぬけ キリストの絵画を照らしだす まさに奇跡の光

サント・スピリト教会のファサード(フィレンツェ左岸)

ローマ門から ローマ通りを戻り サン・フェリーチェ教会の所で左に曲がる しばらく行くと 広場の向こうに のっぺりしたファサードの教会 その名も サント・スピリト教会 すべすべした肌に そそがれる太陽光 UV指数も気にせずに 日光浴を楽しんでます