君主の礼拝堂と新聖具室(メディチ家礼拝堂)

メディチ家礼拝堂の入り口から
まずは君主の礼拝堂へ
大理石で覆われた
意外に天井が高い場所

都市国家だったフィレンツェ
トスカーナという面を支配するため
絶対君主となった
コジモ1世から
6代にわたる
メディチ家出身の
大公を祀るのにふさわしい
豪華な空間

次に訪れる
新聖具室
かのミケランジェロにより設計された
ウルビーノ公ロレンツォと
ネムール公ジュリアーノの墓碑が並ぶ
寓意像は
やっぱりミケランジェロらしく
男も女もたくましい

同じ名前の
豪華王といわれている方のロレンツォと
その弟で、
華やかな美男だったが
パッツィの陰謀で悲劇の死を遂げた方の
ジュリアーノには
立派な墓碑は無いものの
彼らの波乱の人生を
穏やかに慰めるがごとくに
棺の上に置かれている
ミケランジェロの聖母子像