パリ ニース 2008

ちょうど今、サイクリングレース「パリ・ニース2008」をケーブルテレビで見ている。
このレース、「ツールドフランス」よりもレベルは低いそうだが、それでも今年で66回目と言う事である。
サイクリングレースに詳しくなくても、とりあえずフランスの風景を思う存分眺められるのが幸せに感じる。
今日は山岳コースで、まだ雪が残っている。
それでも、昨日のコースに比べると、杉の木が目立つ。
いかにも、南仏に近づいてるんだなという気がする。

このサイクリングレースというもの、もちろんスポーツであるから、体力勝負でもあるが、心理戦の要素も大きい。
昨日のレースなどでは、トップの二人が、レース中に話している姿を見かけた。
風の抵抗を避けるため、交互に前に行こうか、などという微妙な駆け引きの話らしい。
下手をすれば、共倒れで、後続集団に飲み込まれる恐れがある。
解説者の方が、両者の微妙な心理を表現していただいたのでわかりやすかった。
二人の内、片方の選手の所属しているチームが、解説者の方にもゆかりの深いチームらしい。
よって、どうしてもその選手に肩入れしてしまう。
勝負は最後の最後で相手の選手にかわされ、その選手は二位に甘んじた。
ある意味、卑怯な勝ち方だったらしい。
もちろん、ルールにのっとっているので、それは全くしょうがないことであるとは強調されておられたが・・・。
残念そうな解説者。無念さがこちらにも伝わってきた。

今日も無事レースは終わる。
画面では雪に覆われた、白い山を映し出していた。