この是非はともかくとして、自分のようなヨーロッパ好きには素直にめでたく、嬉しいことである。
しかしここで問題が起こったらしい。
授賞式に誰が出席するかである。
しかしこの賞はEU市民にささげられたものであるゆえ、直接選挙で選ばれた欧州議会の議長も出るべきでは、という声があり、結局3人で出ることになったようだ。3人とも英語ではPresidentの称号とのこと。
それで問題解決、というわけではなく、更にまだ困ったところがあるらしい。
今度は、受賞のスピーチを誰がするか、という点である。
EU内部の力関係では、EUの最も重要な意思決定機関である欧州理事会の長であるファンロンパイさんであろう。欧州議会には立法発議権は無く、立法発議請求権だけが認められているそうだ。この点は欧州議会の弱みである。
そこでここでも欧州議会のシュルツ議長が、二人抜きでスピーチに出てくるのが有力そうである。
それはそれでかまわないが、個人的にはファンロンパイEU大統領のファンなので残念である。
ここはひとつ授賞式では、ファンロンパイさんにはEUの受賞を祝う俳句も一句詠んでいただきたいものである(笑)。