わが友マキアヴェッリ

わが友マキアヴェッリ フィレンツェ存亡
塩野七生 ルネサンス著作集7
新潮社
2001年10月30日発行

マキアヴェッリについて、彼が見たこと、したこと、考えた事について叙述
フィレンツェでの彼の人生を描いている。
普通権謀術数の代名詞のように言われる彼の、人間くさいエピソードの数々。
フィレンツェでの陰謀、その首謀者の縛り首の状況を冷静に描いているレオナルド・ダヴィンチ
修道士サヴォナローラが席巻するフィレンツェ
フィレンツェ政庁での外交の仕事
そして無実の罪による失脚。15年勤めた政庁を心ならずも離れざるを得なかった悲劇
その後やむなく執筆活動に入り、「君主論」などを叙述する。
彼をムリヤリ今の日本に当てはめれば、外務省の佐藤優さんのような感じか?
それにしてもルネサンスの時代、メディチ家のような有力者やすばらしい芸術家が跋扈したフィレンツェ
憧れは強まるばかり