カード社会フランス(リヨンの公共自転車)

最近、リヨンの公共自転車について調べる機会があった。
これは、街の200箇所ほどに駐輪所を設け、専用のカードさえあれば自由に使えるという便利なものだ。
市当局と、パリなどでおしゃれな屋外広告を手がけている会社によるSERVICEにより、駐輪所は機械により無人で運営されているようだった。
ただ、支払い自体は、前金の小切手以外は、すべてクレジットカードでしかできないようだ。
(ひょっとしたら何か例外事項があるのかもしれないが・・・)
身分証明にはクレジットカードが一番都合がいい。
いかにも小切手・カード社会のフランスならではの制度だと思う。
治安が悪いため、どうしても現金はあまり持ち歩かなくなってしまう。
ただカードは、ある意味こんな年齢で、性別の人が、こんな買い物をしていますよと情報を与えているようなものなので、世知辛いような気がする。
現金社会の方が健全は健全だろう。
といいつつも、日本も変わりつつある。
リヨンのような全自動式の、カードのみが通用する駐輪場が日本のどこかの街で普及する日は近いのだろうか。