「料理屋アルザス」で(大聖堂のふもとにて)

この日は大聖堂のそばにある
少しお高いレストラン
日本の学者さんたちと
ストラスブールの専門家による食事会

なぜか自分もそこに同席し
それこそ決まり文句のとおり
末席を汚す
料理をもぐもぐ食べながら
みんなの会話を聞いている

優秀な女性の通訳さん
少し年はいってるけれども
きれいで知的な雰囲気だ
専門用語が出てきても
何とか上手く訳してしまう

通訳さんの目の前にも
みんなと同じ料理が並ぶ
ぺらぺらぺらぺら通訳しながら
器用にぱくぱく食べている

そんな神業目の前に
見とれながら時間は過ぎる
ワインの量は控えめだけど
十分酔えたアルザスの夜