夕陽を浴びるアヴィニョン

TGVに乗りアヴィニョンに行く。
駅を降り、城壁に囲まれた街に入る。大通りを抜け、市役所前の広場にあるホテルにチェックインする。
まず法王庁を見に行く。ローマ法王が一時、ヴァチカンを離れ、アヴィニョンにいた時があったのだ。
次に川のほうに行き、有名なアヴィニョン橋に行く。
また、手前の高台になっている公園に行く。そこから今しがた通ったばかりの橋を眺める。
橋の手前にもアンフォルマシオンがあり、ニームやアルルへの行き方を尋ねておいた。優しいお姉さんから時刻表をもらう。
街中の美術館では、橋側のプティ・パレ美術館とアングラドン美術館に入る。プティ・パレの方は宗教画ばかりで、自分にとっては苦手だ。
アングラドンではセザンヌゴッホ、そしてシスレーの絵画があった。シスレーの絵は、雪の絵で、さびしい絵だった。明るいプロヴァンスには合わないかもしれない。
街中を歩いた後、更に隣町のビルヌーヴ・レザヴィニオンにも行ってみる事にした。
歩き回ったので、足が痛い。それでも我慢してローヌ川を渡り、フィリップ美男王の搭までたどり着く。搭のてっぺんまで上る。ちょうど夕陽が、アヴィニオンの街にあたっている。堂々とした法王庁を照らし出していた。
更に左側を見ると、サン・タンドレ要塞が、その威風を誇っていた。
もうひと頑張りして、そこまで行きたかったが、残念ながらもう入場できる時間ではない。
搭を降り、疲れた足をひきずりながら、アヴィニョンに戻る。
ホテル前のにぎやかな広場の野外レストランに入る。明日はまずニームに行ってみようと、もらった時刻表を見、計画をたてながら、ビールを飲む。