ブロンズの天使像(サンタンジェロ城、ローマ)

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写真はサンタンジェロ城頂上に立っている天使像です。
ブロンズ製で、大天使ミカエルをあらわしているそうです。
見事にきまっているポーズは、一見攻撃のため剣を振りかざしているように思っていました。
しかし調べてみると、そうではなかったようです。
よく見れば左手に鞘を持っています。その中に剣を収めようとしている動きだそうです。
伝説によれば、西暦590年、教皇グレゴリオ1世が、ローマを襲ったペストの終焉を聖母マリアに願って、荘厳な行進を行っていました。
その時に空に天使が現われ、この陵墓(当時)の頂に舞い降りて、願いを聞き入れたしるしに、剣を鞘に収めたそうです。
ヨーロッパでは数多くの天使像を見かけますが、この天使像はそのなかでも特に美しいものの一つだと思います。