「アテネの学堂」の謎の女性?の正体は(ヴァティカン美術館)

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アテネの学堂」の向かって左側前部の拡大写真です。
この中の、髪の長い白い服の人物が気になっていました。
外見を見る限り女性だと思っていたのですが、調べてみると男性だそうです。
名前はフランチェスコ・マリーア・デッラ・ローヴェレで、教皇ユリウス2世の甥にあたるそうです。そして当時ウルビーノ公となっていました。それゆえ、この絵においても、いい場所に描かれたのかも知れません。
この絵が描かれた当時は20歳くらいでしたので、若くて美しい容貌だったようです。
 
あとこの写真の右側、頬杖をついて考え込んでいる人物はヘラクレイトスですが、その顔はミケランジェロをモデルにしています。
この人物はすでに完成してた作品に新たに書き加えられたそうです。
当時彼はあのシスティーナ礼拝堂を制作していました。そんなミケランジェロに対する敬意が込められているのかもしれません。