

京都へは今まで観光地や他の美術館とか何度も行ったことがあるのですが、この京都文化博物館は初めてです。
タヴォラ・ドーリアの絵に惹かれて今回訪問することとなりました。
間近で見れたので、時間をかけていろんな角度からじっくり鑑賞してきました。やはり迫力が違いますね。
この作品がダ・ヴィンチのものかどうかは、自分の能力ではわかるはずもありません。しかしこの絵の過去の経緯を考えると、イタリアに戻ってほとぼりが醒めた頃に「やはりダ・ヴィンチの真作でした」と発表されそうな気もします。というか、そうなってほしいですね。
そうなれば、「自分はこの作品を間近で見たぞ」と自慢できるのですが(笑)。
他に気付いたことを書きます。

マキャヴェッリさま、京都までようこそいらっしゃいました(笑)。
ついでにどうでもいいことですが、音声ガイドリストではなぜか「マキャヴェッティ」という発音に聞こえました。

画像は東京展でのチェーザレ・ボルジアとソデリーニ終身大統領の肖像画です。
インターネット・ミュージアムからの画像です。
京都ではもう少し暗い場所で展示されていました。
この方自体は、共和制の原則を重んじた人なのですが、それが当時乱世のイタリアでは「優柔不断」とも見なされ、批判も受けることになります。
ちょうどこの肖像画を鑑賞していると、後ろで見ていた人が「しょぼくれてるな~」と言っていました。
確かに心なしかそういう風に見えます。
右側のチェーザレ・ボルジアは今や日本でも有名です。
この「アンギアーリの戦い」という絵画に絡んだ、当時の好対照な権力者の姿です。