サンタンジェロ城とその前の橋

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ハドリアヌス帝に続き、アントニヌス・ピヌス帝にちなんだ建造物も通り過ぎていました。
今ではサンタンジェロ城と呼ばれていますが、もともとはハドリアヌス帝の霊廟とされていました。
123年にハドリアヌス帝自身が自らの墓として建築を開始し、139年、アントニヌスの治世になって完成しました。
となると、厳密にはアントニヌスの建造物ではありません。
しかし、この前にある橋は、アントニヌスの治世に造られた物です。
ハドリアヌスがいろいろ造ったせいか、アントニヌス自体はほとんど自分の建造物がありません。
この橋の他は、あともう一つだけらしいです。
当然のことながら、この橋も大きく様変わりしています。
後にベルルーニ作による天使像など、さまざまな作品で装飾されています。
(上の写真では、橋の真ん中でこちらをにらんでいるおっさんの方が目立っているのが残念ですが・・・)

ちなみに、このサンタンジェロでハドリアヌス帝を偲ぼうと思えば、建物に中に降りていく階段を進まなければならないそうです。
そんなことを知らなかった自分は、売店の脇を通り、上に登っていった記憶しかありません。
そしてテラスから、ヴァチカンやローマ市内の眺め、そして写真下の守護天使に感動したものです。
ポーズがきまって、本当に格好いい天使です。