静かに流れるアルルそばのローヌ河

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アルルの街のそばを流れるローヌ川です。
リヨンやヴィエンヌ(ビエンヌ)、アヴィニョンなどの街からゆったりとしたローヌの流れを見てきましたが、アルルは河口近いこともあり、より緩やかな川面だったように思えます。
2011年に、この辺りの水深6メートル下の川底から、古代ローマの木造船が見つかりました。
全長31メートルで、底が平らな船です。そしてオールは無く、棒にロープを繋いで人力で引き、川を遡ったそうです。
またアルルのローヌ川の川底では、アンフォラと呼ばれる古代ローマ時代の壺が沢山見つかっています。
地中海各地から、オリーブやワインなどが運ばれてきて、アルルを起点としてガリア各地に運ばれたようです。
ローヌの流れが、フランスの人や物の流通に大きな役割を果たしていました。
そのような歴史を底に秘めて、ローヌはずっとゆったりと流れています。