ブエルタ・ア・エスパーニャがフランスのニームで開幕

イメージ 1

【8月20日 AFP】ブエルタ・ア・エスパーニャVuelta a Espana 2017)が19日、スペイン東部カタルーニャCatalonia自治州のバルセロナBarcelona)で発生した車突入事件により厳戒態勢が敷かれるなか、フランス・ニームNimes)でのチームタイムトライアル(13.7キロメートル)で開幕し、BMCレーシングチームBMC Racing Team)がステージを制した。

今年のブエルタはフランスのニームで開幕です。
バルセロナでのテロの直後ということで、画像の通り古代闘技場の周りも警戒をかためざるを得ない状況なのが残念です。
レースはダイジェストだけ見たのですが、スタートは古代ローマ遺跡のメゾン・カレで、コースの途中では古代闘技場の中を真っ直ぐ貫いていました。
豪華なコースレイアウトです。

 大会史上3度目となるスペイン国外でのスタートとなった今大会の第1ステージで、BMCはクイックステップ・フロアーズ(Quick Step Floors)、チームサンウェブ(Team Sunweb)に6秒差をつけると、ローハン・デニス(Rohan Dennis、オーストラリア)が総合首位の赤ジャージー(マイヨ・ロホ)を獲得している。

イメージ 2

 デニスは「僕らは完璧にやり切った。コースはとてもテクニカルだし、いくつかアップダウンもあってスピードも出るので、チームの実力すべてを発揮する必要があった」とコメントした。
 大会開幕前から優勝候補筆頭に挙げられているクリス・フルームChris Froome、英国)を擁するチームスカイ(Team Sky)は、トップと9秒差の4位に終わったが、総合優勝を目指すフルームにとって、ほかのライバルからリードを奪うには十分だった。
 ツール・ド・フランス2017 Tour de France)で通算4度目の総合制覇を果たしたフルームは、1963年のジャック・アンクティル(Jacques Anquetil)氏と1978年のベルナール・イノーBernard Hinault)氏のフランス勢に続き、同一年にツールとブエルタの総合優勝を達成した史上3人目の選手になることを目指している。
 スカイでスポーツディレクターを務めるニコラス・ポータル(Nicolas Portal)氏は、「われわれは今回のタイムトライアルが速くてテクニカルだということを知っていた。トップのBMCとの差は9秒しかないし、ほかよりもタイムは良かった」と述べた。
 スカイから8秒差の5位には、双子のサイモン・イェーツ(Simon Yates)とアダム・イェーツ(Adam Yates、英国)を擁するオリカ・スコット(Orica-Scott)が入った。
 2010年大会王者で、フルームにとって最大のライバルになるとみられているヴィンセンツォ・ニバリ(Vincenzo Nibali、イタリア)が所属するバーレーンメリダBahrain-Merida)は、トップと31秒遅れの9位だった。
 今大会限りでの現役引退を表明しているアルベルト・コンタドールAlberto Contador、スペイン)を擁するトレック・セガフレードTrek Segafredo)は、スカイに26秒遅れの11位発進となった。(c)AFP