ブエルタ・ア・エスパーニャ第8ステージ 横風と斜走の激しい戦い

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今年初めてブエルタを見ることが出来た。
この日のコースは平坦なコースである。スペインらしい荒涼とした風景の中進んでいく。
j sprts の中継では、途中でラウンドアバウトの話をしていた。
ヨーロッパなどのレースを見ていると必ずお目にかかるものだが、それが9月から日本でも認可される等々。
そのときにラウンドアバウトの優先が入る車なのか周回している車か、というのがあり、実況のサッシャさんは仏独とイタリアが違っており、イタリアではクラクション鳴らされてしまった、という経験談を話しておられた。
同じEU内なのに、その点も違うのか、と少し驚いた次第。
 
レースは中盤から動きが激しい。
開けた道で、かなり風が強い模様。
ここでの「横風中切れ作戦」の応酬が興味深いものであった。
かのクールなキリエンカ選手も、結構苦しそうな表情となっており、解説の栗村さんも、「彼のこんな表情を初めて見た」といっておられた。
そんな中ベンナーティ選手が引いたとき、見事に中切れが起こった。
さすがコンタドール選手に「イタリアの機関車」、そして栗村さんに「横風職人」と言わしめる選手である。
そして一時的に総合2位のクインターナ(キンタナ)選手を遅らせたのだからたいしたものである。
結局なんとか追いついたものの、見ごたえのある攻防であった。
 
ステージはブアニ選手が制す。
ゴール前の動きが走路妨害の恐れもあり、少し揉めて表彰式の順序にも影響したようだが、結局そのまま勝ちが認められた。
総合も同じチームのバルベルデ選手とクインターナの微妙な戦い、そしてコンタドールやフルーム選手など、レース自体はツールより面白くなる可能性もありますね。