「イタリア紀行」は、ゲーテの訪れた場所の写真が無いと読むのが難しい、と実感したのが本書を書こうとした動機とのこと
ゲーテがワイマール公国の重要官僚という地位にありながら突然イタリアへ出発した理由
1 シュタイン夫人との肉体を伴わない愛が行き詰まったこと
2 詩が書けなくなったこと
3 政治家として限界を感じたこと
1 シュタイン夫人との肉体を伴わない愛が行き詰まったこと
2 詩が書けなくなったこと
3 政治家として限界を感じたこと
ゲーテは几帳面で目的を決めたら用意周到に準備する性格。まず職務に支障をきたさないように準備し、旅行に出発してから、アウグスト公に期間未定の有給休暇を申し出た。ゲーテが打った人生最大の博打だった。そしてゲーテは見事にこの賭けに勝った。
ゲーテの「若きヴェルテルの悩み」はイタリアで没収されたりした。その作者がカトリックの総本山であるローマにいることを教皇庁に知られないように心がけていた。そのような理由でゲーテはローマの社交界に顔を出さず、偽名を使って行動していた。