カンパニアのゲーテ(ゲーテの家、ローマ)

イメージ 1
 
 
この絵画は、当時、ゲーテと同じくローマにいた画家ティッシュバインによる「カンパニアのゲーテ」です。
この絵については、1786年12月29日に
「~私はティッシュバインがしばしば私を仔細に観察しているのに気づいていたが、彼が私の肖像画を試みようとしていることは、やっと今にしてわかった。下絵はすでにでき上がって、カンバスも張ってある。私は等身大の旅姿で、白いマントに身を包み、大空の下で倒壊した方尖碑の上に座り、遠く背景の横たわるローマのカムパニアの廃墟を眺めているところを描かれるはずになっている。~」
と書かれています。
ローマに耽溺するゲーテの感じがよく描かれていますね。
 
イメージ 2
 
こちらもゲーテの家に展示してあった肖像画です。
左がゲーテで、上の「カンパニアのゲーテ」の下絵のようですね。
 
岩波文庫 イタリア紀行(上) 相良守峯 訳 より引用しています)