欧州議会選挙について

欧州議会選挙、比例代表制ということで、各国のホンネがより出たような気がします。
それでもドイツはメルケルさんの実績を評価して、イタリアはレンツィさんへの期待をこめて、しっかりと政権政党がトップに立ちましたね。
ただドイツではネオナチ、そしてイタリアでは二番手に五つ星運動、三番手にあのベルルスコーニさんのフォルツア・イタリアなどが入ったのは少し情けないですが。
フランスは極右の国民戦線が一位。まあ2002年の大統領選のルペンショックからして、根強い力を持っていると思います。最近はソフトイメージを前面に出しているようですし。
そのような流れを見て、この記事でも、サルコジさんはシェンゲン協定を失敗だとし、移民政策の策定が必要だと述べているようです。
懐疑派や極右躍進とはいえ、EU議会では欧州政党を成立させるには七カ国を要するようです。このような国家主義者が、どのような会派を組むのか、組んでもまとまるのか、に興味があります。
将来の選挙においては、実際にある案として、現在の各国ごとではなく、EU全体で大選挙区にしてしまうという案もあるとのこと。実現は難しそうですが、その場合どういう党が出てきて、どのような投票行動になるのかも興味深いところです。