英雄のレリーフ(アッピア街道、ローマ)

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このアッピア街道の両側には、様々な彫像やモニュメントがあります。
それらの大半は墓といわれています。
その内、少なくとも彫像はレプリカのようです。野外での保存はさすがに難しいのでしょうね。
この写真の彫像は「英雄のレリーフ」と呼ばれるものです。
男性の裸像ですが、これが墓というのは理解しにくいかもしれません。
しかし古代ギリシャの墓碑では、亡くなった男性の裸像を彫ったものもありました。
ギリシャ文明は、裸を必ずしも卑しい、恥ずべきものとは思わず、美しい、気高いものと思う傾向もあったようです。
その傾向を受け継いだ、キリスト以前のローマ文明では、裸像が墓であってもそんなに不自然ではなかったようです。