パリと南仏ねこ歩き

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ダヤンのスケッチ紀行
パリと南仏ねこ歩き
㈱エム・ピー・シー 発行
2009年4月26日 第1刷発行
 
パリおよび南仏紀行を、マンガとイラストを基につづった本です。
もともと著者の方は、こねこのダヤンというキャラクターを創作し、今までいろいろ描いています。今回はそのこねこたちが「世界こねこ会議」でパリを訪問した、という設定にしています。
世界こねこ会議というのは、世界中のこねこが集まって、肉球を朝日に照らし、力を授けてもらう、という儀式です。
パリでその場所はどこがいいかと考えた結果、「やっぱりモンマルトルの丘でしょう」ということで、早朝こねこたちが集まり、肉球を朝日にかざしていました(笑)。
もちろんこねこたちは、その儀式のついでに、バトームーシュに乗ったり、オルセー美術館に入ったりして、パリ市内を楽しくうろついています。
 
後半は、南仏紀行となっています。
こちらは、作者自身が猫となって、マンガでつづっています。
またイラストも、プロだから当たり前といえば当たり前なのですが、上手でなおかつ味があります。
それにしても、その取材旅行という名目で、フランスを訪問できるのだから本当に羨ましいです。
巻末には、旅先でのイラストの描き方までご教示いただいています。初心者は、まず均一な線が出るボールペンから始めてみてはいかが、と提案していました。
自分の場合だと、写真をぱちぱち撮りながら、どんどん歩いて体力の続く限り少しでも多くのものを見る、というスタイルになっています。
このように、のんびりイラストを描きながら、というのも羨ましいですが、なにぶんその腕もないのが残念ですね。