須賀敦子のフランス⑤リヨン

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須賀敦子の跡を追い、稲葉ご夫妻はリヨンも訪問している。
街中を見た後、郊外のリヨン聖心会修道院を訪れる。
ここで須賀は、シスターのオディールと会う。
彼女が書こうとした作品「アルザスの曲がりくねった道」で、オディールの生涯を辿ろうとしたのだ。
しかし、その作品は未完に終わり、予定稿だけを残すのみとなった。

リヨンの郊外は、パリ周辺とは違い、山がちである。
そんなところに、自分も二度訪問している。
一回目は、街中にホテルがなく、仕方なく郊外のホテルまで行った時。
二回目は、あるリヨン郊外の村を訪問した時だった。
その時は、ついでに日本のある料理学校のフランス校に連れて行ってもらった思い出がある。
食通の街リヨン、というだけあって、日本の料理学校も目をつけたのだろうな、と思った。

(写真は中心にあるベルクール広場から見上げたノートルダム聖堂です)