モンス民俗・生活博物館にて(ベルギー・ワロン地域)

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グランプラスを一旦離れ、モンス民俗・生活博物館に行きます。
ここの写真は撮らなかったので、パンフレットの写真をつけておきます。
実際のおぼろげな記憶では、もっと木に覆われていたかな、という気がしました。
入り口の前で年配の女性とすれ違います。
中に入ると、若い男性が受付をしていました。
年配の女性も職員で、ちょうど交代の時間だったのかもしれません。
この建物は17世紀に造られたもので、もともと修道院の病院として使われていました。

この中にはモンスの歴史的な記念品や昔のはかり、そして昔の店の表札なども展示されています。
また古のモンスの絵画なども展示されていました。

簡易なビデオの設備もあり、ほとんど客がいなかったにもかかわらず、職員さんが自分の為にわざわざビデオをつけてくれました。
それではモンスの祭り、「デュカスの祭り」を紹介していました。
これは、中世にペストの脅威から、聖女ウォードリュの加護により救われたのを記念して始まりました。
14世紀頃だそうです。
聖遺物箱を乗せた黄金の馬車が街中を練り歩いた後、
巨大な竜と、聖ジョルジュが、グランプラスで戦います。
本物の馬に乗って、颯爽と闘っている役はカッコいいですが、いわゆる子供が遊ぶ、棒の先に馬の首をつけたものにまたがっている人は、大人としてはユーモラスですが、ちょっと情けなくも感じます。
この祭りも、ユネスコ無形文化遺産として、2005年に登録されています。