プティット・フランスの中洲と搭

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遊覧船はプティット・フランスの水門を抜け、
狭い運河が並んだ場所に入る。
運河と中州が並行に並び、あたかも水辺に沿った緑のプロムナード
長い夏の夜、オープンテラスのレストラン
緑の木々の下、アルザスの白ワインとともに
のんびり夕食を楽しむ
ふと手を止めて確かめる腕時計
時計の針と、夕焼けの空の落差にびっくりする瞬間
改めて実感するヨーロッパの夏の日の長さ

運河のあいだから見える
橋の上に建てられた
中世の古い搭
かなり昔のストラスブール
1230年から50年にかけて
やっぱり街の防御のために築かれ
ついでに獄舎としても使われた
街をめぐらす80あまりの搭
今となってはたった4つが残るのみ

もちろん今は防御のためでも獄舎のためでもなく
いにしえの風情を残すモニュメント
イル川が街に入るとき
川の女神に挨拶をし
大雨の時でも
そんなに暴れないでねと
こっそりささやいているのだろうか?