ホーナーが事実上の総合優勝、エリッソンドがステージ初制覇 ブエルタ・ア・エスパーニャ第20ステージ

いやあ凄い闘いでした。
最後の激坂で、ニーバリが仕掛けていきます。
解説の方によると、最初の仕掛けが予想より早かったそうですが、やはり3秒差といえども順位がホーナーの方が上、という焦りもあったのかもしれません。
そして途中、少し差がついたところもありましたが、結局追いついて、その後の仕掛けにもちゃんと対応していました。
途中ニバリのアスタナが二人アシストについたときもあったのですが、あまり影響はなかったようです。
斜度20度の激坂、そばで騒ぎまくる観衆、更には霧も出てきて、カメラバイクが先頭を追えなくなるときもありました。
なんとか上りきり、ホーナーがニバリに差をつけてほぼ平坦な道。
ステージ一位のエリッソンド(フランス・FDJ)に続き、ホーナーが二位でゴール。そして総合一位を確定させます。
スタッフに抱えられながらヘルメットを取る。
そのとき、頭がはげているのには年輪を感じさせられました。
インタビューでも述べている通り、41歳という年齢にもかかわらず、激坂を上りきった姿は感動もので、まさに一こぎ一こぎが価値あるものでした。
 
ステージ優勝のエリッソンドはホーナーとは対照的な22歳という若さ。
ゴールのとき、そして表彰式のときでも愛嬌のある顔で、今後人気が出そうです。
今日でとうとうブエルタも終わりますが、マドリッドまでのランを全ての選手が楽しんでほしいですね。