ホーナーがブエルタ・ア・エスパーニャ制覇、グランツール最年長勝者に

 
マドリッドの周回ゴールまで、郊外の道を進んでいきます。
のんびりムードの中、主に自動車道を通り、荒涼としたスペインの地を走ります。
そしてマドリードの街並みが見えてきます。
緑も多くなるのですが、街並み自体はツールのパリと比べると新しい感じがします。
まあパリと比べるのは気の毒かもしれませんが。
あとパリのように河もなく、エッフェル塔のようなわかりやすいランドマークがないのも大きな違いです。
街中の周回コースに入ります。
まず一周目は、エウスカルテルのオレンジのジャージが前方に固まります。
今回でチームは無くなり、レーサーのアロンソがチームを持つようになるそうです。
バスク地方のチームで、毎度おなじみのオレンジ色のジャージが見れなくなるのは寂しいことです。
二周目から、ステージ優勝を狙うガチンコ勝負になります。
最初二人の選手が抜け出します。
結構がんばっていたんですが終盤健闘むなしく集団に吸収されます。
ステージは結局マシューズ選手(オーストラリア、オリカ・グリーンエッジ)が優勝します。
そして無事ホーナー選手もゴールし、総合優勝確定です。
アメリカ人ですが、沖縄生まれのホーナー選手。41歳での優勝は凄いです。
なんでも11歳の息子さんに、もうそろそろ引退かなと話したところ、強く反対されたそうで、それが発奮材料にもなったようです。
息子さんもお父さんがグランツールの優勝者になって鼻高々でしょうね。
 
表彰式は市庁舎の前、後ろに門を控えている場所で行われていました。
後ろの門は昔商人が市のためにマドリッドに入るための門だったそうです。
エウスカルテルはチーム賞で、チーム全員が集まり、バスクの旗を前に誇らしげでした。
あと総合の表彰式では、三位のバルベルデ選手は5歳の息子を連れていました。
最初はまあまあいい子にしていたのですが、やはり途中からは、少しはしゃいだり、うろちょろしていました。まあしょうがないですね(笑)。