モンスの鐘楼(ベルギー・ワロン地域)

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聖ウォードリュ教会からグランプラスに行く途中で、鐘楼を眺めます。
この鐘楼は1662年の建設で、ベルギーにある唯一のバロック様式の鐘楼だそうです。
塔の高さは87メートルあり、上に登るとモンスの街から郊外の平原まで見渡せるそうです。
この時は、工事中ということもあったせいか、上に登ることはなく、下から見上げるにとどまりました。

この塔は、他の30程のベルギーの鐘楼と共に、世界遺産となっています。
その鐘楼は「封建社会から商業を中心とした自治都市社会への移行期にあたる中世末期において、当時の政治的宗教的要求に順応した都市建築形態の素晴らしい例を提供する」とあります。
また「いずれも都市の中心部に位置し、たいていの場合市庁舎に付属するが、教会に付属する場合もある。新に得られた都市の独立を象徴すると共に、現世と聖性との連関を象徴する」とありました。

ここモンスはブルージュナミュールと同様、独立した鐘楼となっていました。
ちなみにシャルルロワなどは市庁舎に鐘楼が付いているような構造になっています。

モンスの鐘楼の近くには、聖カリスト教会という、6世紀に建てられた地味な教会が、木立の中にありました。
鐘楼を通り過ぎ、街の中心に向かいます。

(ベルギー観光局発行、ベルギートラベルマニュアル2007を参考にしました。)