仏大統領、デモ収拾へ国民討論会 ７時間にわたり答弁
【パリ＝三井美奈】フランスのマクロン大統領は１５日、「黄色いベスト」の政府抗議デモ収拾を目指し、北西部ウール県で「国民討論会」をスタートさせた。大統領は７時間にわたって、市町村の首長約６００人からの質問に答えた。
討論会は、税や選挙制度について意見表明の場を設け、不満払拭を図るもの。会場の首長からは「地方には公共交通がない」という不満のほか、エネルギー政策から保育所確保まで幅広い質問が出た。大統領は「討論会は国の優先課題を知り、解決策を探るためのものだ」と訴えた。会場の体育館周辺には黄色いベストを着た数百人のデモ隊が集まったが、混乱はなかった。
「国民討論会」は昨年１２月、デモを受けて開催が発表された。大統領は今月１３日の国民向け書簡で、「できるだけ多くの国民に参加して欲しい」と呼びかけ、（１）税と公共支出（２）行政サービスのあり方（３）環境政策（４）民主主義と国民参加－の４つのテーマをあげた。３月半ばまで各地で討論会を行い、意見を集約する。
討論会は、税や選挙制度について意見表明の場を設け、不満払拭を図るもの。会場の首長からは「地方には公共交通がない」という不満のほか、エネルギー政策から保育所確保まで幅広い質問が出た。大統領は「討論会は国の優先課題を知り、解決策を探るためのものだ」と訴えた。会場の体育館周辺には黄色いベストを着た数百人のデモ隊が集まったが、混乱はなかった。
「国民討論会」は昨年１２月、デモを受けて開催が発表された。大統領は今月１３日の国民向け書簡で、「できるだけ多くの国民に参加して欲しい」と呼びかけ、（１）税と公共支出（２）行政サービスのあり方（３）環境政策（４）民主主義と国民参加－の４つのテーマをあげた。３月半ばまで各地で討論会を行い、意見を集約する。
7時間にわたる討論会とは凄いですね。
それに耐えうる体力と精神力は大したものです。
若さを武器にしています。
対する各地の市町村の長たちが、いつものこととはいえ、トリコロールのたすきをつけた姿に個人的には感動してしまいます。
今回は市長ということですが、今後は様々な立場の人とも行うそうです。
市長はそれなりに相手しやすい人たちかもしれません。しかしそれ以外の様々な立場の人が、好き勝手言うことになるでしょうね。
おしゃべり好きなフランス人ですから。
そしてネット社会で、あたかも直接民主制のような錯覚を我々市民に感じさせる時代ですから。
若いといってもさすがに心身ともにハードだと思いますが、今後のマクロン大統領の巻き返しに期待したいものです。
