仏大統領選 マクロン、ルペン両候補、最後のTV討論で激しい舌戦

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向かい合って、立会人が居て、持ち時間が示される。
あたかもチェスの対局のような雰囲気ですねえ。

【5月4日 AFP】今月7日に行われるフランス大統領選の決選投票を前に、中道系独立候補エマニュエル・マクロンEmmanuel Macron)前経済相(39)と、対立候補となる極右政党「国民戦線FN)」のマリーヌ・ルペンMarine Le Pen)氏(48)が3日、テレビ討論を行い、テロリズム、経済、および欧州の諸問題について舌戦を繰り広げた。
 マクロン氏は、ルペン氏はうそつきだと主張し、同氏の「秘密の計画」とはつまり、ナショナリズムを打ち出した自身の野望を実現する資金づくりのための増税と、多額の借金を生み出すことだと主張した。
 これに対しルペン氏は、元投資銀行家の顔を持つマクロン氏は「野放図なグローバリゼーション」を支持しており、国家資産を一番高く買ってくれる人間に売り渡すだろうと反撃した。
 ルペン氏が最も辛辣(しんらつ)な口調で攻撃したのは、マクロン氏のイスラム過激派に対する方針だ。ルペン氏は、同氏はイスラム原理主義に「甘い顔」を見せ、フランス国内で死傷者を伴う一連の襲撃事件が発生した後も過激主義を一掃する措置に反対したと非難した。
 一方のマクロン氏は、テロ対策に関しては「断固たる姿勢で臨む」と反論しながらも、ルペン氏の提案は「内戦」につながりかねないと主張。さらに「テロリストはわれわれの分断を望んでいる」と指摘し、ルペン氏は「ヘイトに満ちたスピーチ」を行っていると非難した。
 世論調査の支持率によると、マクロン氏が59%、ルペン氏が41%と、決戦投票を前にマクロン氏が一歩リードしているが、波乱続きの今回の大統領選では、討論によって支持率は急激な変化を見せている。(c)AFP/Adam PLOWRIGHT / Guy JACKSON

【5月4日 時事通信社】7日に決選投票を迎えるフランス大統領選の中道系独立候補、マクロン前経済相(39)と極右政党・国民戦線(FN)のルペン候補(48)が3日、最後の「直接対決」となるテレビ討論会に出演し、激しい非難合戦を展開した。終了後の調査では、政策論議を軸に据えたマクロン氏が「説得力があった候補」として63%の支持を獲得、34%のルペン氏を大きく引き離した。

今回のTV討論では、どうやらマクロンさんの勝ちのようです。これがそのまま投票結果に繋がるか。普通に考えたら、マクロンさんの圧勝ですが、アメリカ大統領選やイギリスEU離脱の国民投票の結果でまだ疑心暗鬼になっているようです。

 ルペン氏は冒頭、金融機関出身でオランド政権の経済相を務めたマクロン氏を「過度な規制緩和や野蛮なグローバル化を体現する候補だ」と批判した。マクロン氏は、ルペン氏が欧州連合(EU)離脱など過激な政策を唱えていることを念頭に「国民の怒りにつけ込み、まやかしの主張を繰り返している」と応じた。
 ルペン氏はまた、EUでドイツの発言力が増し、フランスの存在感が低下していると強調。「私が大統領にならなくてもメルケル独首相に支配される。いずれにせよ女性の統治だ」とEUとの協調路線を取るマクロン氏を皮肉った。マクロン氏がイスラム教徒との共存を訴えていることに関しても「過激主義者を甘やかしている」と指弾した。

マクロンさんが大統領になったら、所詮メルケルさんにフランスは支配される、という皮肉が効いていますね。結局オランドさんと同じになるという示唆ですか。エマニュエル・トッドさんも、同じようなことを書いていましたね。

 マクロン氏は「あなたの姿勢そのものが、国民を分断しようとするテロリストのわなにかかっている」とイスラム系移民排斥を掲げるルペン氏に反論。ルペン氏が提案する国境管理の復活についても、治安対策上の効果に疑問を呈した。
 討論では、マクロン氏が個人攻撃に重点を置くルペン氏をたしなめるように政策の問題点を指摘する場面が目立った。たまらずルペン氏が「教師のような態度を取られるのは好きじゃない」と漏らすと、マクロン氏は「あなたは視聴者を楽しませればいいが、私は国を統治する」と突き放した。

記事の最後、ビシッと締めましたね。