プレグランはペルグラン(NHKラジオフランス語講座応用編6月号より)

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先日、NHKラジオフランス語講座テキスト6月号を買いました。
応用編は日仏交流さんぽの再放送です。
このシリーズは、日本における、過去の日仏交流の現場を取り上げているので、大変興味深く、なおかつ参考になります。
ただ、今回、一件気になるところがありました。
銀座のガス灯の件です。
その設計者はHenri-Auguste Pélegrinさんなのですが、Pélegrinのカタカナ表記がプレグランとなっていたことです。
テキスト内では、わざわざ〈お断り〉として、現在最も多く使われているのはプレグランなので、それに従いますと書いてありました。
しかし発音を素直にカタカナ表記すると、ペルグランが明らかに妥当だと思われます。
というのも、最初のeはアクサンがあり、その次のeはアクサン無しです。
アクサン有りだとエと読み、アクサン無しだとウと発音するはずです。
現在最も広く使われているプレグランは、やはりどうも不適当だと思います。
思わず「責任者、出てこーい」と言いたくなりました。でも本当に責任者の方が出てこられたら「ごめんちゃい!」するだけなのですが(笑)
いろいろ面倒だとは思いますが、日本のガス事業の父と呼ばれるプレグラン、いやペルグランさんの名誉のため、また日仏語の齟齬を少しでも減らすため、一般的なカタカナ表記がちゃんと直るよう、草葉の陰から(笑)、祈っております。