フランス語とブルトン語 2言語の道路標識(カンペール、フランス)

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コンカルノーからバスでカンペールに夕方着きました。
そこではまず画像のような二言語道路標識を写真に撮っていました。薄暮の中、その下に写っている老夫婦の上着だけが鮮やかです(笑)
一番上が仏語でTOUTES DIRECTIONS、ブルトン語でDA BEP LEC'Hとなっています。
矢印と共に判断すると、全ての方向に行くにしても、とりあえずそのまま進め、ということでしょうか。
その下は仏語PENHARSで、ブルトン語では語末だけ違ってPENHARZとなっています。
調べてみると地名で、地図を見るとカンペールの西側の地区にありました。
wikiによると、もともとは独立したコミューン(市町村)だったのですが1960年にカンペールと合併したとのことです。
その下は仏語Office de Tourisme、ブルトン語Ti an Douristedとなっています。観光案内所のことです。
一番下は仏語C.H. de Cornouaille、ブルトン語Pennospital Kerneです。まずC.H.はCentre Hospitalierの略称だと思われます。そしてCornouailleは昔の国名にあたります。中世初期から使われており、今でもブルターニュ地方南西部の地名として使われているようです。日本でいうと播磨とか加賀とか甲斐とかで呼ぶのと同じ感覚になるのでしょうか?
とりあえず日本語訳は「コルヌワーイュ医療センター」「コルヌワーイュ中央病院」という感じでしょうか。
このような二言語併記、ブルターニュ地方の他の町でも見かけましたが、カンペールでも更に見かけることとなります。