ガタガタなアッピア街道(ローマ)

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アッピア街道の敷石が大きいものと小さいものがありましたが、どっちが古代の姿なのでしょうか?
それは大きい方なのです。
現在、当時の石がどの程度残っているのかはわかりませんが、それでもその大きさにより、古の雰囲気を残してくれています。
大きい石の部分はガタガタなところばかりですが、一部だけでもぴったりきっちり、完全な平面だった、当時の姿を復元してほしいと思います。
それにより、見学に来た人たちは、メンテナンスの重要性を理解します。
さらになぜメンテナンスできないかというと、それは組織や国家が機能しなくなることです。
そしてその結果として個人にも影響を与えてしまう、ということを強く認識させるべきでしょう。
普段の生活では当たり前に感じることでも、こうやって遺跡を見れば、人間の営みとその結果を痛感することができます。
と、「ローマ人の物語」からの受け売りですが、それでも財政赤字で対策に苦しむ各国、また大震災や台風などの災害に苦しむ日本、を見ていても、更に実感させるものがあります。