オシムの言葉

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オシムの言葉
フィールドの向こうに人生が見える
木村元彦 著
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2006年4月8日 第6刷発行

サッカーの名監督として名高いオシム氏。この本ではオシム氏がサラエボで生まれてから、2005年、ジェフがナビスコカップで優勝するまでの彼の人生を叙述している。

この15年前、彼は今は亡きユーゴスラビアの監督として、チームをベスト8まで進める。そして準々決勝、古都フィレンツエでの戦い。相手は前回優勝の、マラドーナを有するアルゼンチン。延長でも決着つかずPKとなる。そこで自分をPKに出さないでほしいと懇願する選手たち。当時のユーゴの複雑な状況が、ただでさえプレッシャーのかかるPKキックを、さらに難しく、途方もない重圧のかかるものにさせていた。

オシム監督の言葉を日本語に訳し、選手に伝える通訳、間瀬氏。ただの通訳ではなく、通訳としての指導力も必要。オシムについたとこで、自分も将来この経験をいかしJリーグの監督を目指す。

巻頭はストイコビッチ氏のメッセージ。(この天才選手は、監督となった後も、ベンチの前に飛んできたボールを、そのままボレーで蹴り上げ、相手ゴールに入れてしまった。)