囲われたリヴィアの家(パラティーノの丘・ローマ)

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四角い建物は「リヴィアの家」と呼ばれる場所です。
リヴィアとは、ローマの初代皇帝、アウグストゥスの妻です。
彼女はここに、紀元29年、85歳まで過ごしたそうです。

この建物の外観は当時のものではなく、中の邸宅の遺跡を保護するために造られたもののようです。
ざらしだと、雨や日光、排気ガスなどで遺跡が損なわれます。
このような厳重な囲いを見ると、以前テレビでちらっと見たフェリーニの映画で、密封されていた古代の壁画が外気に触れるやいなや消えてしまう場面を思い出します。
この中は、残念ながら観光客も入れないようになっていました。