陸から攻める欧州議会

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みんなトラムから、旧市街の南の周縁、堀のような川のそばで、バスに乗り換える。
バスに乗り、改めて感じる、ゆったりとしたトラムのありがたさ。
バスは並木に挟まれた、緑の通りを走っていく。
旧市街ほどの風情はないけれども、普通のいわゆるヨーロッパの建物が並木越しに見える。
バス停で、みんな降りていく。ここから欧州議会に歩いていこう。

橋を渡り、左手に広がる豊かな河の水量、そして目の前に広がる欧州議会の威容。
緩やかな曲線を描く建物。
みんなもぐるりとカーブを描いていき、太い円柱形の建物を目指す。
なぜかその近くに建ち並んでいるかわいい家々とのアンバランス。
入り口にはEUの旗を先頭に、各国の旗がはためくばかり。
太い円柱の中は空洞。おいしいバウムクーヘン
やっぱりみつけた、この内側の色も赤茶けた色。ストラスブール色を隠している。
空洞を抜け、本会議場に入る。
傍聴席にみんなで座り、欧州会議の説明を聞く。
「会議場を見るとその組織がわかる」と言われたけれど、とりあえずたくさん議席があるなと思っただけ。
欧州連合人が三々五々ここに集まってくるのだ。
吹き抜けを登っていくきれいな階段。ここで行われたセレモニーの写真。
やっぱりここにもあるグッズ売り場。
EUデザインの入った品物が並ぶ。
帰り、巨大なバウムクーヘンの空洞で記念写真。

外に出て、再び見上げる建物と旗。
ヨーロッパを覆う、欧州連合
三歩進んで五歩下がるときもある。
可愛さ余って憎さ百倍に思われるときもある。
限りない議論は続き、パソコンはテケテケ打たれる。
通訳はぺらぺら喋り、翻訳者はどんどん訳していく。
EU全体の膨大なエネルギーを吸い込み、そして限りなく発散していく欧州議会