コンピエーニュ 冬の果てしない緑

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一旦、コンピエーニュの宮殿を出て、昼食を食べに行く。
市庁舎前の広場辺りに戻るが、日曜という事で、あまり店が開いていない。
結局角地にあるブラッセリーに入る。
何を食べようかと思ったが、まだRがつく月だった事もあり、生牡蠣に決める。
当然辛口の白ワインと一緒である。

食事を済ました後、再び宮殿方面に戻る。
中には入らず、庭園に入る。
宮殿のファサードを見ると、紋章があり、Nの文字が入っている。ナポレオンのNである。
こういうのがナポレオンは本当に好きだったらしい。
宮殿前の庭園は、冬という事もあり、彫刻などにも覆いをしてあった。
しかしその向こうには、冬にもかかわらず、緑の芝生が広がっている。両脇は木々が生い茂っている。
そしてはるか向こうはかすんでいる。
この芝生は、「緑の絨毯」とも「美しい山々の小道」とも呼ぶらしい。長さ約4.5kmとのことだ。
ヴェルサイユにしろ、フォンテーヌブローにしろ、さらにシャンボール城の庭園にしろ、このようにはるか向こうまで視界が広がっているのを見ると嬉しくなってしまう。
脇の並木道を通り、少しだけ彼方の方向に行ってみる。
そして緑の絨毯の真ん中に立ち、振り返る。
コンピエーニュの宮殿が、緑の絨毯の上に、しっかりとその身を横たえていた。

(おまけ。今日NHK新日曜美術館を見た。レオナルド・ダビンチを取り扱っており、たいへん興味深く見ることが出来た。ただ一件残念だったのは、シャンボール城を、アンボワーズ城と間違えて紹介していたのだ。確かにシャンボールもダビンチにゆかりはあるが・・・。どーでもいい、細かいことですみません。)