写真と地図でたどるパリ歴史散歩

写真と地図でたどるパリ歴史散歩 表紙

 

写真と地図でたどる

パリ歴史散歩

古さと新しさが交錯する街パリを発見する18の旅

PARIS PROMENADES

dans le centre historique

パスカル・ヴァレジカ 著

蔵持不三也 訳

ミュリエル・モンティニ 写真

 

パリ中心部、アンシャン・レジーム(旧体制)末期、いわゆる徴税総請負人の市壁内部の18通りの散策コースを紹介しています。

内容は高度でパリ上級者向けですが、写真が多いので、眺めているだけでも楽しめます。

あと各コースの小腹がすいた時の食事場所も紹介しています。

それにしても、様々な隠れた歴史が現代の街並みに残っているのには、さすがパリの街と感心させられます。

 

フォブール・サン=マルセル地区

当初は「死者たちの地」だった

 

フォブール・サン=ジャック地区からフォブール・サン=ヴィクトル地区へ

中世都市の古い東南端

ジャン=バティスト・カルボーの「世界の4地域の泉」

 

サン=メダール界隈から「大学」地区へ

中世的なセーヌ左岸の中心街

フワール通り

フワール(fouarre)とは、古フランス語で「麦藁」(feurre)、つまり学生たちが野外での講義を受講する際に履いた藁沓(わらぐつ)を意味する。

ダンテはその『神曲』の「天国編」でそれについて触れている。p51

 

サン=タンドレ=デ=ザール地区からサン=シュルピス地区へ

修道院領の緩やかな変貌

 

高貴なフォブール・サン=ジェルマン地区

18世紀の「トレンディな」界隈

ロダン美術館

 

「外国宣教会地区」

田舎風かつ文学的で、きわだってカトリック的な界隈

 

グロ=カイユ界隈

17世紀に生まれた村の存続

ジャン・ニコ(1530-1600)フランスにたばこを招来したとされる人物。ニコチンの語源

 

モンソー公園周辺

田舎の町の一部

 

旧ヴィル=レヴェック地区

司教の農場から栄光の聖堂まで

メトロ・マドレーヌ駅の2011年に閉鎖されたアール・ヌーヴォー調の見事な公衆トイレ

 

フォブール・ド・ラ・ヌーヴェル=フランス地区

失われた植民地とシュルレアリスム

 

フォブール・サン=マルタン地区

静かな運河の洪水とペスト禍

 

パレ=ロワイヤル地区からラ・ブールス地区へ

小路を通る時間の旅

レチフ・ド・ラ・ブルトンヌが『ムッシュー・ニコラ』でパレ=ロワイヤルの魅惑について多くを語っている。p183

パレ=ロワイヤル庭園

夏冬を問わず静かで快適な場所で、素晴らしい光が差し込んでくる。p187

 

サンティエ地区とボン=ヌーヴェル丘

長きにわたるパリの周縁

 

サン=ジャックの塔からサン=マルタン界隈

イシス、錬金術師たち、シュルレアリストたち

イシスはエジプト神話の豊穣の女神

 

ロンバール(ロンバルディア)通りの呼称は、イタリア出身の商人や銀行家、両替商たちが中世にここに集団で住み着いたことに由来する。p217

 

モンソー・サン=ジェルヴェ地区とサン=ポール界隈

セーヌ右岸の原点へ

 

フォブール・サン=タントワヌ地区

修道院から職人へ

 

ポパンクール地区

「ヴィル・ヌーヴ・ダングレーム」

バタクラン劇場

 

ルイイ周辺

ダゴベール、ラ・ファイエット、植民地博覧会