マルセイユのイフ島そばの謎の島々

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マルセイユのレジィル、イフ島とラトノー島とポメーグ島
マルセイユノートルダム・ドゥ・ラ・ガルド寺院から別方向に目を転じます。
イフ島が見えます。この島はよくガイドブックなどにも書かれてますので、後回しにして、まずは後ろの島について調べてみました。 
これらの島々はフリウル諸島あるいはレジィルと呼ばれているそうです。 
レジィルというのは、フランス語ではLes îlesと書きます。直訳すれば「その島々」という意味に過ぎません。
まあマルセイユの真ん前にある島々なので、マルセイユっ子にすれば、フリウル諸島なんて言い方は面倒くさい、あの島はこの島に決まっているだろ、ということになるのでしょうか?
右側の島はラトノー島と呼ばれています。
こちらにはちょっとしたレストランや宿泊所もあるようです。
また19世紀の病院や要塞もありました。
病院は旅行者隔離のための検疫所として使われたそうです。日本流に言えばこれらは近代遺産となるのでしょうか。
もちろん島ということでビーチもあります。
左側の島はポメーグ島と言われています。
ラトノー島とは人工的に陸続きになっています。
こちらにも同じように要塞跡が残っています。
またボート乗りに適した入り江もあります。
あと養魚所も整備されています。
そこのHPを日本語自動翻訳で見ていると、「オオカミの養殖」とか書いてあり、何のことやねん、と思いましたが、これは実は魚のスズキの養殖のことです。
loupというフランス語には、オオカミとスズキの両方の意味があるのですね。勉強になりました。
画像では荒涼とした何もなさそうな島なのですが、グーグルマップでざっと見ただけでもいろいろ発見出来ました。
またマルセイユという大都市のそばの島々ということもあり、隠れたシリアスな歴史もあったようです。
まさに人に歴史あり、ならぬ、島に歴史あり、という感じです。