十五の夏(下) 佐藤優 著

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十五の夏(下) 表紙
十五の夏 下
佐藤優 著
幻冬舎 発行
2018年3月30日 第一刷発行

上の方は東欧中心だったのに対し、下の方はソ連のモスクワ、サマルカンド、ブハラ、タシケントハバロフスク、ナホトカを訪問しています。
東欧と違い、地元の住民との接触は無く、インツーリストの職員や、日本人旅行者との会話が目立ちます。
食事も美味しそうに描かれており、インツーリストの職員の世話も行き届いていて、他のソ連旅行記に見られるような不快さは、わりと少なく描かれています。

第六章 日ソ友の会
ソ連での抑留や北方領土に関する国会答弁

 

第七章 モスクワ放送局
モスクワ放送局の日本課長のレービンさんとの出会い。インタビュー。

空港で出会ったドイツ人
東欧とソ連は全然違う。見た目は大きく違わないが、ロシア人は中東の人たちに近い感じがする。

第八章 中央アジア
学生運動に幻滅し、高校の教師になった人
政治には固有の悪がある。個人を利用するという発想。学生運動ではセクトの影響が強まって、その都合に付き合わされることになる。p364

第九章 バイカル号
元北大生にそそのかされて、関税をごまかしてしまう筆者。
バレてしまい反則金を払う羽目になる。

第十章 その後
著者自身や、旅で出会った人たちのその後について